こんにちは!もうすぐGWですね!まだまだ気軽に海外旅行に行ける感じじゃないですが、もしバルセロナに来る予定がある方、DMください!先着一名でオススメの場所でディナーをご馳走します。本気です。笑
さて、出逢いがあれば、その分だけ別れもある。春はそんなことを思い起こさせる季節。皆様も素敵な出逢い、そして辛い別れを経験してきたかと存じます。私もそう、出逢いも別れも経験してきましたが、でもなぜか思い出すのは辛い別ればかり。。。涙
ただし、今回自分史上最高に辛くない別れがあったのです。それはなんと!
スペインでは今日から室内においてもマスクの着用義務がなくなるのです!(病院や公共交通機関内を除く)
マスクよ、アディオス!そして、アデウ!(カタルーニャ語でさよなら)
そして、子供の学校においては、マスクのみではなく、もしコロナにかかっても隔離どころか、症状がなければそのまま学校に来てもいいのです。これってもう普通の風邪の扱いになってません?
コロナによるロックダウンで43日間にも及ぶ外出禁止令が解かれたのが、ちょうど約2年前。しかし、その後もこの2年間あらゆる規制があった。自分の住んでいる地域から出れない、レストランはテイクアウトのみ、10人以上で集まれない、チームスポーツは中止、午前一時以降外出禁止、などなど。徐々にその規制も緩和されていき、唯一残っていた室内でのマスク着用義務も今日から解除!これはコロナの終焉も近いということなのか!?
嬉しい反面、正直、普通の日本的な感覚を持つ私は怖くもある。スペインにおいては、食事の前に手を洗ったり、家に帰っても靴を脱ぐ習慣のない現地の人と比べたら、私はかなりの潔癖症の部類に入るはずだ。
最近まで、道で対面からマスクをしてない人が歩いてくれば、逆サイドに移動し近づかないようにしてきた人間だ。相手は、サイドステップをおもむろに踏む私のことを、カニの生まれ変わりと思ったかもしれない。
エレベーターのボタンなんて絶対指で押さない。絶対エルボーを打ち込む。天国の三沢光晴氏も微笑んでいるに違いない。
と話はそれたが、なんと言っても、スペインでもまだそれなりに新規感染者数が多いのだ。だから若干怖い。おそらく毎日1万人以上いるから、人口対比に直せば日本よりも多いかもしれない。ただ、「おそらく」と言ったのは、そもそも公表される感染者数自体があやふやになってきたのだ。一ヶ月くらい前までMinisterio de Sanidadという、スペインにおける厚生労働省が、毎日事細かに各地域ごとや年齢別に新規感染者や、病院の病床使用率の変化などを公表していたが、急にやる気がなくなったのか、一ヶ月くらい前からは数字のアップデートは2日に一回、しかも色々な分類もなくなっていった。
だから確固たる数字がわからないのだ。ただ、確かなのは病床使用率は現在5%弱。確かにこれなら普通の生活に戻してしまってもいいのかもしれない。
スペインは、欧州の中でもポルトガルと並んで、非常にワクチンの接種率が高い国で、それが功を奏しているのであろう。欧州主要国では70%台の国がほとんどだが、スペインでは人口の86%が2度のワクチン接種を完了している(12歳以上では92%)。受けれない5歳未満や、かかってしまって受けてない人もいることを考えれば、かなり100%に近いと思われる。ブースター接種率こそ一見52%に止まっているが、報告ベースだけでものべ1,166万人の人(人口の四分の1)がすでに感染済みなので、そういった人や子供たちが受けていないことを考えれば、そんなものかもしれない。60歳以上のブースター接種率は92%、40歳以上で79%と、歳を重ねるごとに危機感も強い。ラテンのノリなので大雑把なところも多いが、コロナに関する規則だけは、他の多くの欧州諸国よりもきちっと守ってきたと思う。
私も恐る恐るだが、マスクに別れを告げ、通常の生活に戻っていきたい。まだ人混みの中へ出かけるのさえもちょっと怖いが、気を付けた上で、今年こそはスペインの夏を楽しむのもいいだろう。
2歳の娘からするとマスクをする世界しか知らない。パンツを履くのと同じ感覚だと思う。今朝も幼稚園に送って行く時、あれ?マスク忘れてるよ〜的なことを言って私に教えてくれました。だから今日からマスクしなくていいんだよ〜と教えてあげました。
ただ、娘はまだちゃんとは喋れないので、実は「何その髪型?アインシュタイン?」と言ってたのかもしれない。
夫