こんにちは!
なんか秋って感じがしてきましたね?!
バルセロナもグッと涼しくなって来ました。。。あー夏が終わってしまった。。。きっとあのTubeも悲しんでいることでしょう?!
それにしても円安止まらないですね?
今日は一時1ドル146円手前まで行きましたね。その後為替介入が入り、142円台まで押し戻されましたが、あー怖い怖い。
小学校の時、鼻の血管が切れて1時間以上鼻血が止まらなくて、病院に行ったのですが、その時のことを思い出します。あの時も怖かったー。
鼻血と一緒でいつかは止まるのでしょうが。。。
私どもも日本にスペインから輸入しているので、やはり円安は逆風です。円安だからといっても、値段はむやみに上げられないですし、売上も円なので、こっちに持ってくる間に円安が進めば、またユーロに戻した時にかなり目減りしたことになります。
だから円安は正直困るのです。
皆様も海外資産を持ってない限り、頭が痛いと思います。海外旅行が高くなる。輸入製品が高くなる。iPhoneも3ヶ月前にそうとう値上がりしたみたいですね。
逆に海外の人からすると、日本のものは今めちゃくちゃ安いですよね。吉野家の牛丼とか3ドルですからね、3ドルであんなの食べれる国、先進国ではないですよ。ラーメンも5ドルですよね。寿司でさえ、ランチなら10ドル以下で食べれるのでは。
現に、私の不動産に詳しい友達が言うには、ここまで円安になると、アメリカ人とか、中国人のお金がある方は、日本の高級マンションとか電話一本で注文を入れてくるみたいですね。
なんか外人に買い占められるのも悔しいですが、彼らのお金が入ってくることで円安に歯止めがかかるでしょうから、これもしょうがないですね。
でも、なんでこんなにも円安になるんでしょうか?
今日は元ウォール・ストリートで働いていたものとして、そこを簡単に解説したいと思います!
セサミ・ストリートじゃないですよ!ウォールですよ!
ナニワウォール・金融道ストリート時代の私
最近はその面影もなく、みんなからただの小汚いおっさんと言われるばかり。。。先日はタパスの店で飲んでたら、バック・パッカーですか?と聞かれるあまり。。。
もちろん褒め言葉かもしれないが。。。バック・パック、どころか高級ブランドOff Whiteのウエストポーチ(死語?)持ってたやん?!そんなに放浪しているように見えたかな?
と気を取り直して、円安について解説していていきます。
直近は1ドル=146円手前まで行きました。これは24年ぶりの水準です。たったこの一年で約33%も円安になったことになります。もちろん対ユーロでも、円安は進んでますが、やはり対ドルが一番です。
一年でアメリカ製品が日本円で購入すると33%値上がりしているんです。こうなるとうちの嫁がいつも大人買いしているアメリカ産Reese'sのピーナッツバター・チョコも買えなくなります。そう、たらこの次はチョコにも目がない嫁なのです。
それはなぜ?
これはアメリカの利上げによるものです。利上げとは、政策金利を上げることです。
それでは、政策金利とは?
そもそも銀行というのは、皆様からの預金などから集めたお金を、基本貸すか投資するかでお金を増やしていくビジネスをやってます。ただ集めたお金全てを融資や投資に回すわけではなく、その持っているお金の一部を、連邦準備銀行(日本でいう日本銀行)に一部の資金を置いておかなければいけないという決まりがあります。
そして、この資金が不足してくると、その準備金の定められた額を満たすために、他の銀行から借りてこなければいけません。この他の銀行から借りてくる資金に対し、利息を払うのですが、この利率をフェデラル・レート(政策金利)と呼びます。一般的に「利上げ」というと、このフェデラル・レートを上げることを指すのです。
結構最近まではこのフェデラル・レートがゼロであったのだが、利上げが続き、昨日も0.75%利上げしたことで、現在では3.25%にもなってます。何のリスクを取らなくても、そこに置いておくだけで3.25%もお金が増える。
一方、日本では、この金利がずっとゼロ、というかマイナス。今日スイスも利上げしたことで、マイナス金利は世界でも日本だけになりました。そして、多少のインフレがあっても金利を上げることはないと、日本銀行の親玉である黒田総裁は明言している。
総裁と付くと、なんだかすごく偉そうですが、実際大川興業における大川総裁くらい偉いと考えれば良いと思います。
ちなみに欧州においても、利上げが行われていて、現在政策金利が1.25%になる。
では、なぜ利上げをすると、その通貨が強くなるのか?
利上げをすることで、理論的には市中金利(企業・個人への貸付金利や預金金利)にもそれが波及することになる。
お金を借りる側としては、借入金利が上がれば、調達コストが高くなるわけで、その分高い利率でお金を貸さないと儲けにならない。逆にお金を貸す側からすると、貸付金利が上がることで、少し高い利率を払ってでも、お金を集めてきて、貸し付けたいと思うようになる。従って、金利が上がっていくわけである。
金利が低い国で預金や投資をしても、ほとんど利息からの収入はないが、金利が高い米国では銀行にお金を預けておくだけでも多少は増えるし、ましてや現在1年ものの米国債を買うだけで、今は4.0%の利息が付くのだ。
ちなみに米国債を買うというのは、アメリカ合衆国にお金を貸す代わりに、貸付証書をもらうということだ。より信用力の低い日本の銀行にお金を預けても利息が付かないのに、アメリカなら国にお金を貸すだけで、高い利息が付く。
だから、みんな金利の低い国、例えば日本の通貨、すなわち円を売って、ドルを買う、そしてそのドルを使って投資や預金をする、という動きが出てくるわけだ。
ちなみにこの夏の一時帰国中、某青い銀行にドルの定期預金のレートを聞いて、唖然としてしまった。なんと0.01%だった。早速大部分のドルをみずほから抜引き出した。しかし、全部引き出したら悪いかつ、担当営業の人の熱意に負け、為替が1ドル146円まで進めば0.01%、そこまでいかなければ3.5%という半年の仕組預金を、残った額分購入してしまった。普段は絶対買わないこんな商品だけど、魔が刺した。自分は営業マンだっただけに、頑張って営業されると折れてしまう人だ、まさにカモ。ただ、こういった商品は購入した瞬間、自分の出した額の10%くらい見えない形で青い銀行が持っていっている、すなわち抜かれているので、皆様も気を付けてください。
話は戻るが、
では、なぜ利上げをするのか?
通常利上げは二つの場合において実施される。一つは景気が行き過ぎていて、抑制する必要がある時、そして、二つ目は過度のインフレを抑える必要がある時。
なぜ、景気が抑制されるのか?
金利が低ければ低いほど、世の中の人や企業はお金を借りて、物を買ったり投資に回す。物をたくさん作って、たくさん売って、お金が回り、所得が増える、というのが経済成長の原則だ。
逆に金利が高いと、お金を借りてまで物を買ったり、投資するということがなくなり、なんなら預金しておこう、という行動に出ることになり、景気が後退する。
景気が良い方が良いのだから、ずっと金利を低いままにすればいいなじゃないかとも思うが、それが続くと、あまり価値のないものにまでお金がいっぱい回ってしまい、それがバブルというわけだ。
いやー、菊地凛子もブラピ共演できて、さぞ嬉しかっただろうな。
それはバベルだ。
バブルが弾けると、一気に投資していたものの資産価値が下がるから、持っている資産が劇的に目減したり、その資産を担保にして借りていたお金が返せなくなったりして、倒産や破産に追い込まれてしまう。結果、急激に景気が悪化するのだ。
ただ、今回の利上げは2つ目のインフレを抑えるために実施されている。米国や欧州では、前年比で9%も物価が上がっている。
まるで全盛期のモーニング娘だ。気づいたらどんどん増えてる。
これも同様に利上げすることによって、お金が必要以上に回らなく、物の値段が落ち着くという仕組みだ。
インフレっていけないの?
物の値段が過度に上がると、家計の負担が増え、結果消費ができなくなり、景気が後退する。給与が同等に上がればいいが、そうなるとも限らない。
今のところアメリカでは、まだまだ利上げを続けていくようにも見える。それでもインフレが収束しなければ、上げすぎると景気が予想以上に悪くなるので、インフレ対策を優先するのか、景気を優先するのか、どっかで折り合いをつけなくてはいけなくなる。
日本は黒田総裁は一貫して利上げを否定しているが、23年4月に退任が決まっている。その後の新しい総裁によって、方針が変わるのか、それによっても円安の行方も決まってくる。また今日のように為替介入を続けるのか、注視していきたい。
ところで、インフレをコントロールするのは、コンパで一目惚れしてしまい、その子にアピールしようとばかり酒が進む若人をコントロールするのに似ていると思う。
どういうことかと言うと、
コンパで一目惚れしてしまい、どんどんテンションが上がる、そして恋はインフレーション(LOVEマシーンより引用)、酒が進み、酔っ払いすぎる。徐々にみんなからウザがられ、アルコール度数の高いもの(利上げ)を飲まされるようになり、一気に酔い潰され寝ることになる。そして、周りからすると一件落着、自分達の時間を楽しめることになる。
ただ、たまにアルコールの度数と量を間違いやりすぎると、潰れ過ぎて看病しないといけなくなる、最悪の場合は病院に付き添うことになる。だから、幹事(総裁)による裁量が重要だ。利上げもやり過ぎると景気が死んでしまう。
うまいこと言った。
黒田君、座布団1枚持ってきて!と円安師匠に言われたい。
ところで、今週からフレッシュ・ダイナーソーの秋冬ものの販売を開始した。2週間以内にはメゾン・マンゴスタンも販売できそうだ。本当に可愛いので、是非見てみてほしい。
以下、夫注目の品々だ。
Actitud Sweatshirt Zebra Sweatpants Purple
(円楽師匠といえば紫)
Strawberries Hoodie Grey Melange Bandana Padded Parle-Green
Brick Bell Bottom Pants Navy Gingham Polo Shirt
Sunset Tricot Cardigan
夫